リモートワーク

リモートワークにおけるコミュニケーションの工夫!伝えにくいことを伝えやすくするコツ:3選

リモートワークが浸透し始めて1年程経ちますが、対面での直接的なコミュニケーションでは上手くいっていたのに、チャットやメールでのコミュニケーションになると、なんだか上手くいかない・・。

そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

特に、相手に指摘をするときや急ぎの依頼をしたいとき等、伝えにくいことを伝えなくてはいけないとき、PCの前で考え込んでしまって時だけが過ぎていく・・。

相手のことを思いやる優しさからくるお悩みですよね。

今回は、リモートワーク歴4年目に突入した私が実際に使っている、「伝えにくいことを伝えやすくするコツ:3選」を文例を交えて、ご紹介したいと思います!

伝えにくいことを伝えやすくするコツ①:サンドイッチ法

新人さんが昨日作成した会議資料、忙しい中よくまとめてくれたけど誤字脱字が目立つな・・。

誤字脱字を修正してほしいと思っているものの、忙しい中まとめてくれたことがわかっているので伝えにくいと思っているのですね。

そんな時は、サンドイッチ法を使いましょう!

サンドイッチ法とは、「ポジティブな言葉」と「ポジティブな言葉」で、「伝えにくいこと(ネガティブな言葉)」を挟んで(サンドして)伝える方法です。

文例は、↓↓こちらです。

〇〇さん、お疲れ様です。

△△の資料の件ですが、お忙しい中作成いただきありがとうございました。

とてもわかりやすくまとまっていました!

このまま会議で使わせていただきたいのですが、誤字脱字が見受けられたため、再度確認して修正していただくことは可能でしょうか?

〇〇さんはいつも仕事が早くて、本当に助かっています。

お忙しい中重ねてお手数をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

「ポジティブな言葉」=「ありがとうございました。」&「とてもわかりやすくまとまっていました!」

と、

「ポジティブな言葉」=「本当に助かっています」

で、

「伝えにくいこと(ネガティブな言葉)」=「誤字脱字を修正してほしい」

を挟んで(サンドして)います。

いきなり本題である伝えにくいこと(ネガティブな言葉)を書くのではなく、最初にポジティブな言葉を入れることで、相手は聞く態勢が整います。

その上で本題である伝えにくいこと(ネガティブな言葉)を書き、その後でポジティブな言葉を入れることで、相手には良い印象が残ります。

不自然なほど褒めちぎったり事実でないことを書いたりするのは、逆効果になるばかりではなく違う問題も誘発しかねないので注意が必要ですが、

「助かっている」や「いつもありがとう」など、ちょっとした褒め言葉や感謝の言葉でサンドイッチすることで、伝えにくいことも伝えやすくなり、文章の印象も柔らかくなりますよ♩

伝えにくいことを伝えやすくするコツ②:ならのしか

次のコンテンツに入れる動画の編集をどうしても〇〇さんにお願いしたい!忙しそうだけど何とかお願いできないかな・・

明らかに忙しい人に、もう一つ仕事を頼むことを伝えにくいと思っているのですね。

そんな時は、ならのしかを使いましょう!

文例は、↓↓こちらです。

〇〇さん、お疲れ様です。

お忙しいところ申し訳ありませんが、〇〇さんにご相談があり連絡いたしました。

△△のコンテンツに入れる動画の編集を〇〇さんにお願いさせていただくことは可能でしょうか?

〇〇さんなら今回のコンセプトに沿った編集をしていただけると思い、一度打ち合わせの時間をいただけますと幸いです。

〇〇さん、お疲れ様です。

お忙しいところ申し訳ありませんが、〇〇さんにご相談があり連絡いたしました。

△△のコンテンツに入れる動画の編集を〇〇さんにお願いさせていただくことは可能でしょうか?

今回のコンセプトに沿った編集をお願いできるのは〇〇さんしかいないと考えており、一度打ち合わせの時間をいただけますと幸いです。

〇〇さんなら、〇〇さんしか、と伝えることで、「誰でもいいのではなく、〇〇さんにお願いしたい」という気持ちが伝えられますね。

ただし、誰にでもいつでも乱用するのはNGです!

(自分が言われる立場だったらどうでしょう・・?なんでもかんでも「〇〇さんなら」「〇〇さんしか」と言われたら、嘘っぽく聞こえてしまいますよね^^;)

「どうしても〇〇さんに力を貸してほしい」という場面で使って、相手に気持ちを伝えてみてください。

伝えにくいことを伝えやすくするコツ③:クッション言葉

伝えにくいことを伝えやすくするコツの代表格のクッション言葉です。

いつも使っているという方も多いですよね。

クッション言葉にも色々なバリエーションがあるので、状況に応じて使い分けてみてください。

・行き違いかもしれないのですが、

・大事をとって、

・ご面倒をおかけいたしますが、

・不躾なお願いではございますが、

・僭越ながら、

・大変心苦しく存じますが、

・私の思い違いかもしれないのですが、

・大変申し上げにくいのですが、

・残念ながら、

・身勝手なお願いなのは重々承知しておりますが、

「恐れ入りますが、」「恐縮ですが、」「申し訳ございませんが、」「お手数ですが、」などの使いやすいクッション言葉に加え、状況や伝えにくい内容に応じたクッション言葉も使い分けると、より伝えやすく、伝わりやすくなると思います。

伝えにくいことを伝えやすくするコツ3選:まとめ

以上、「リモートワークにおけるコミュニケーションの工夫!伝えにくいことを伝えやすくするコツ:3選」をご紹介しました。

リモートワークは文字のみでコミュニケーションをする機会が多く、対面では伝わる表情や声色、身振り・手振りが伝わらないですよね。

文字だけで伝えにくいことをどうやって伝えたらいいんだろう・・と悩んだときには、今回ご紹介した3つのコツを、ぜひ活用してみてください。